『空の青さを知る人よ』はお姉ちゃんが良い!
空の青さを知る人よ
— まりか@本好きの (@marika_alexandr) October 30, 2019
観てしまった………
あか姉に号泣
これは30代以上の大人や、長子が観ると泣ける😭 pic.twitter.com/GSwjoKrji4
そんな訳で見て参りました。
『空の青さを知る人よ』!
あらすじは以下の通り
あらすじ
ミュージシャン志望で17歳の高校生・相生あおいは、両親を亡くして以来、恋人との上京を断念し親代わりに自分を育ててきた姉のあかねに負い目を感じていた。あるとき、あかねの元恋人で上京してから音信不通になっていた金室慎之介が、音楽祭のために町へ戻ってくる。同じころ、13年前の過去から時間を超えてきた18歳の慎之介・しんのがあおいの前に現れる。
以下、ネタバレ有りの感想です。
見てない方は回避で。
若木未生の『グラスハート』が大好きだったので、高校生ベーシストというだけで気になります。
そんな訳でバンド物かな的な期待で席に着きました。
が、見ていくうちに徐々に違和感が……
……これは、主人公は姉だ!
いえ、視点は一貫して妹なのです。
しかし、妹がバンド組んで幸せになる話じゃなく、姉に幸せになって欲しいと思うようになるのです。
だって姉は高校生の時に、両親を亡くして4歳の妹と2人きりになったんですよ!
恋人に一緒に東京に行こうって言われても妹の為に着いて行けず、高卒で市役所に就職して、以来13年、ひとりっきりで妹を育てて来たのです!
もうこれだけで号泣ですよ!
なのに、高校生になった妹に「お姉ちゃんはなんでも出来る完璧な人だと思ってた」って言われるくらい頑張っててそれを気づかせない。
恩着せがましい事も言わない。
どんだけ出来た人なんだ、聖母かよ!
でも、高校生っくらいの女の子が最初からなんでも出来る訳もなく、影でうんと努力してたんですよ。
妹には気づかせずに。
頼りの(?)彼氏は高校卒業と同時に東京に出たきり、音信不通だし!
妹は反抗期なのか「お姉ちゃんみたいにこんな狭いところで暮らしたくない」
的な事は言っちゃうし。
誰のおかげでこんな狭いところに居るんだ💢って話ですよ!
お姉ちゃんはまだ若いのに、地域の寄合にも出て、田舎のしちめんどうくさい付き合いもちゃんとこなして、そりゃ妹は
「いいお姉ちゃんね、妹ちゃんもお姉ちゃんの言うことよく聞くのよ」
って近所のおばちゃんに言われるわ!私だって言うよ!
妹!高校の送り迎えまで毎日してもらってんのに、何文句いってんだー!
あの調子だと料理もお姉ちゃん任せだし、庭の草むしりもお姉ちゃんだったし、なんなら掃除や洗濯もお姉ちゃんか?
だって学校から帰って妹がすることってベースの練習だけじゃないか?
おおぅ、あれ可愛く思えるのは身内だけじゃね?
お姉ちゃんが偉大すぎる(号泣)
そんな元彼が13年振りに故郷に。
演歌のバックバンドで。
そこで練習場に閉じ込めてた17歳の時の元彼の生霊(?)と妹が出会う訳ですが。
お姉ちゃんが好きになったくらいの男!普通に同い年で出会ったら、そりゃ好きになるよね。
わかる。
いや、好みではないが、わかる。
そりゃ、お姉ちゃんと彼氏が別れた時は4.5歳くらい。何を話してたか覚えてもないだろう。
分かるよ。
でも、こちとら彼氏が東京へ一緒に行こうってお姉ちゃんに話してる場面に、ちっさい妹が泣きながら
「お姉ちゃんを連れてかないで」「あっちいっちゃえ」
って彼氏をぽかすかしてるの先に見てるんですよ。
どの面下げて、
「好きになっちゃった」
なんて言えるんだ?なんだコイツ?って真顔になるわ!
これだから末子ってやつは(偏見)
もう、お姉ちゃんの献身に涙が止まらないわ!
お姉ちゃんが妹に彼氏を譲ったらどうしよう…
とハンカチを握りしめながらみてました。
今回のキャスト、吉沢亮と女優さんが声当ててるって聞いて、正直期待してませんでした。
が、吉沢亮めちゃめちゃ上手い!
すごい!
吉岡里帆さんは正直声優さんではないなって感じでしたが、お姉ちゃんが大好きになりました!
若山詩音さん!めっちゃ上手くて、誰?花澤香菜さん?ちょっと違う?誰?
って考えてしまう程、上手くてびっくりしました!
不貞腐れて反抗期でクソ生意気な所を、憎めない演技でするなんて、次の作品楽しみです!
なんか、爆死?みたいな事を目にしたのではじめてブログを書きました。
ぜひ、お姉ちゃんの素敵さを劇場で確かめてください!
田舎住みの長子は、涙止まらないと思います!